
ウイスキーは好きですか?
普段あなたはどのウイスキーを飲まれてますか?
あなたはどんな飲み方をされますか?
あなたは好きなウイスキーを語れますか?
私が本書を手に取った理由もこれです。好きだけど何も知らない!
シングルモルト?バーボンとスコッチの違いってなに!?
好きだけどわからない。
本書はそれを解消してくれます。
part 1 ウイスキーの基礎知識
この章では基礎知識を簡潔にわかりやすく説明されています。
ウイスキーは大麦麦芽などを原料にした蒸留酒。
他の蒸留酒はブランデー、ウオッカ、ジン、ラム、テキーラ、焼酎など。
日本酒やビール、ワインは醸造酒で蒸留はしません。
モルトウイスキーとグレーンウイスキー
ブレンデッド 、 シングルモルトとは
ブレンデッドウイスキーはモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたものです。
グレーンウイスキーが比較的安いため、リーズナブルなウイスキーが多いです。
ウイスキー全体でみるとブレンデットウイスキーが圧倒的に売れているとのことです。
シングルモルトウイスキーはひとつの蒸留所で造られたモルトウイスキーのことです。
ちょっとわかりづらいですよね。
サントリーの山崎は山崎蒸留所で蒸留されている、白州は白州蒸留所で蒸留されているということになります。
その蒸留所の蒸留器、水、環境が直に製品に反映されるので個性が出やすいのです。




原材料名にモルト、グレーンの記載が! ブレンデットウイスキーですね。
樽へのこだわり
どの樽で熟成するかも味の方向性を決めているといわれています。
バーボン樽、シェリー樽、その他の樽。
シングルモルトといっても、一つの樽から瓶詰して販売されるわけではありません。
一般的には100樽以上の様々な原酒がブレンドされ、定番品と呼ばれるウイスキーが作られます。
5大ウイスキーとは
スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本のウイスキーを5大ウイスキーと呼びます。
スコットランドはスコッチウイスキーで私も知っていましたが、後は知りませんでした。笑
各国の代表的なウイスキーも本書で紹介されています。
ここではバーボンについて少し触れたいと思います。
アメリカンウイスキー / バーボン




ハイボールに合うウイスキーとして本書でも紹介があります
アメリカンウイスキーはアメリカで造られるウイスキーの総称です。
バーボンもアメリカンウイスキーです。
バーボンは基本的に原材料にトウモロコシが多く含まれています。
トウモロコシを51%以上使用することが決められています。
残りはライ麦、小麦、大麦など他の穀物が使われています。
独特の甘さがバーボンの魅力です。
熟成に必ず内側を焦がしたオークの新樽を使わなければいけないという決まりがあります。
内側を強く焦がして使用します。
これを「チャー」といい独特の甘いバニラの様な香りが付きます。
ウイスキーの飲み方
ウイスキーは常温のストレートが基本!
らしいです。びっくりですね。ロックか水割りが主流だと思っていました。
私は知らず知らずストレートで常に飲んでいましたが。。
実はウイスキーは一般的にストレートで飲むように造られているとのことでこちらも驚きです。
確かにロックよりも常温の方が香りが立ちます。
ストレートがきついときは常温の水を加水します。
ウイスキー1:水1に加水することをトワイスアップと言うそうです。
初めて知りました。
私は今、トワイスアップが一番味、香りを感じられて好きです。
part 2 家飲みを楽しもう




この章ではウイスキーの飲み方や、ハイボールにおすすめのウイスキー、透明氷の作り方、ウイスキーをさらに楽しむための家飲みアイテムが紹介されています。
ハイボールにおすすめのウイスキーでは、著者おすすめの定番10選、
著者が運営しているYou Tubeチャンネルの視聴者3000人が選んだウイスキーも紹介されており、
購買意欲がそそられます。
濃ウイスキーも紹介されています。
私はいままで全てのウイスキーは40度程度と思っていましたが50度を超えるものも存在していることを知り、
勉強になりました。




part3 世界のウイスキー




ここでは5大ウイスキーを中心にpart1の基礎を深堀していきます。
ジャパニーズウイスキーの紹介ではジャパニーズウイスキーの定義、国内の蒸溜所の紹介、クラフトウイスキーについても
触れられていて、ベンチャーウイスキーを飲みたくなります。
ブレンデットウイスキーについても詳しく教えてくれます。
ブレンデットウイスキーは全世界のウイスキーの生産量の95%を占めているそうです。
ブレンデットウイスキーのランキング、解説もありますので気になった1本を見つけてみてください。
そして、シングルモルト。
解説はもちろんのこと、ここでもランキング形式で紹介があります。
少しお金を貯めて、買ってみたいです。
先に私も説明したバーボンもさらに解説、おすすめの紹介、
その他、世界のウイスキーについても知ることができます。




part4 もっと知りたいウイスキーの話
カクスストレングス入門
カクスストレングスとは、加水されていないウイスキーです。
アルコール度数が高く、水を加えて薄めていないため、芳醇な香りと深い味わいをもたらしてくれると
記載があります。
つまり、市場に出回っているほとんどのウイスキーは加水をして、アルコール度数を調整していることになります。
ぜひいつかは加水されていない、自分好みのウイスキーを見つけてみたいものです。
最後に
本書では他にもウイスキーに関する知識、歴史、銘柄の紹介があります。
最終章は飲み比べの解説があり、自分好みの一本を見つけるヒントになるでしょう。
ウイスキーに興味がある人にとって、間違いなくおすすめできる書籍ですので
ぜひご覧になってみてください。