社会人一年目と多汗症

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緊張と手汗

社会人になり、毎日満員電車に揺られ、慣れないスーツを着て出勤する。
わからないことの連続で毎日緊張していた。
配属先で、これからよろしくという意味で上司と握手をしたが、右手の手術を大学で受けておいて本当に良かったと思う。このあとも何度か握手をする機会があったのだから。

パソコンを使った事務作業はハンドタオルを常に膝の上に置き、手汗が増えたら都度拭くことで対応した。顔の汗も然りだ。
右手に汗がないことで日常生活は学生時代になかった快適さがあった。

革靴と足汗

毎日革靴を履くようになり、足の蒸れ、匂いが気になりだした。

よく言われるように、靴は複数あった方が良い。私は4足でローテーションしている。

やはり毎日履くと匂いが残る。
匂いが気になると余計な緊張を生んでしまう。
履いた靴は消臭スプレーをし、脱臭作用のあるシューキーパーを入れて保管する。

中敷きも敷いた方がいい。毎週洗った。

左手の手術

大学3年の冬に手術をしてから2年が経った。代償性発汗も気になる程ではないので左手の手術を受けることに決めた。

手術場所は前回と同じクリニック。手術申し込み前の説明会にはやはり多くの人がいた。

悩んでいる人は多いのだ。皆が手汗に悩まされずに生活できることを祈った。

私の手術は成功した。今回は自分の保険証だ。当然親には相談していない。


代償性発汗も背中とお尻に若干増えた程度だ。手術をして10年以上経過した今も量が増えるなどは無い。

しかし、右の掌、右脇の汗は左手の手術後数年経って、少しずつ増えてきている

両手が手汗に悩まされなくなり、赤面の症状も少しずつ良くなっていった。自信がついた様に思う。

右手の汗

少しづつ増えている右手の汗はこのままにしておくつもりである。もう手術はしない。


代償性発汗のリスクを抱えて手術の決断をすることはなかなか辛い。

追い詰められてもう、立つ瀬がなくなって決断できるものだと思う。私はそうであった。望まない性質を勝手に付与されて悩まなければいけないのだ。

今後多汗症の認知がさらに進み、薬品、治療法が確立することを期待したい。

右手はそれらを使い身をもって体験することに使いたい。
自分の子どもが将来悩んだ際に同じ苦しみを持つ者として向き合えるように。

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この記事を書いた人

1986年生まれ。小学生頃から多汗症に悩まされる。中学以降多汗症及び赤面症により人目が気になる。HSP気質が増長される。
大学3年冬に右側の多汗症ETS手術を実施。2年後に左側も施術。
社会人になり、メニュエール病、適応障害を経験。普通の生活に不自由を感じ、それらの経験の記録の為ブログを始める。2児の父。

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