原作 護られなかった者たちへからみる社会の歪み

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現代でも餓死は起きている

小説の中で餓死が扱われる。

小説自体はフィクションだが、餓死はリアルに発生している。

ネットで検索するだけでもいくつも見つけることができる。

本作は餓死、生活保護、社会保障制度の歪みを取り扱っている

世の中は不条理不平等

ヤクザ者が生活保護を受給し、本当に必要な人に行きわたらない現実はたしかに存在している。

元ヤクザ者の8割は生活保護という記事も見つかる。

税金に関していえば、受刑者は税金で3食不自由なく食すことができる。

飢えから逃れることができる。

しかし、貧乏な善人はそうとは限らない。刑務所にいるほうが守られている不思議が存在する

身寄りのない貧乏人が生活保護を却下されて、その後餓死したとしたら、

葬式代は税金から払われる。

生きるために税金を使うことは拒み、死んだときに金が使われる。

社会保障とは何なのか。

善人、人格者の死

職場でも家庭でも人の恨みを買う覚えのない人間が続けて殺される。

動機不明とされていたが実はそうではない。

命を切り捨てられた人が存在した。

その軽んじられた命が一番大切だった人間から恨みを買ったから殺された。

護るべき物は仕組みや決められた手順ではない。組織に恭順では大切なことを失ってしまう。

そして、他者を軽んじる者が組織では出世することが多い。

犯罪の損得

生活保護申請を却下され、後に餓死。

怒りで担当者を暴行、放火して懲役8年。

却下した者、組織は何事もなく生活を続ける。

この懲役8年は割に合わない。この復習に8年の価値はないとされるが、

人間感情は時に損得では動かない。真面目とされる人間ほど、この損得勘定は苦手だったりする。

仮に殺人なら。情状酌量の余地あって人一人を殺したら最長10年の懲役か?

仮に10年自分の人生を差し出せば、許せない相手を殺せるのだとしたら、割に合わなくはないのでは。

本書はそんなことにも少し触れる。

社会の歪み、復讐心について読んでみたいと思った方はぜひ一読してみてください。

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この記事を書いた人

HSP、多汗症に悩まされる。仕事をがんばるも適応障害となり休職。現在も復職した会社で就業中。復職は果たすが元通りの体調とはいかず、人間関係がストレスの種。親知らずの抜歯で入院とトラブルが絶えない30代。なにもかも面倒、髪を切るのも面倒でセルフカットに目覚める。
社会の理不尽、人間不信をこじらせる。ネットの情報もあてにならない為、自分の経験したことをこのブログで記していきます。誰かに届け。

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