目次
あらすじ
平穏な日常がある日突然終わりを告げる。
夫が乗車する車が事故を起こし、後日同乗者の女性が自殺。
女性は有名女優だったこともあり、ダブル不倫報道が過熱、家族へもマスコミ、所属事務所の矛先が向かい
残された家族はどうする!?
無責任に無遠慮に傷つける
本来無関係な家族が追い立てられることになる。職場にも待ち伏せされて周りに迷惑がかかる。
この状況から逃げる、大切な人を傷つけられないために逃げる、
逃げることで守る、傷つける側にならないために逃げる。
本書のテーマと思います。
災いはいつも突然に
不幸は突然湧いてくる。
非がなくても降ってくる。
それを防ぐ術はあるのだろうか。
戦うことはできるだろうか。
戦ったところでそれは守ることになるのだろうか。
読みながら考えさせられました。
辻村深月 傲慢と善良レビュー
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