
数限りある住宅ローン。いったいどれにすればいいかわからない。
そんなときに手に取った一冊です。
簡潔にまとめられているのでおススメです。
固定金利、変動金利の選択は家計の余裕と性格に依る
表題が、私が導き出した結論です。
現在は変動金利0.5%を切るローンもたくさん出てきました。
ただ、金利上昇の兆しも出てきた昨今、ずっとこの金利が続くかは不透明です。
金利の動きを正確に予測することは不可能といわれており、変動リスクにどれだけ耐えられるかを
シミレーションすることが大切です。
私の家計の場合、金利が上昇したときに、支払い金額が上がってしまうことに耐えられそうにありません。
資金に余裕がない家計、借り入れが多い、借り入れ期間が長い家計は元金に対する利子が多くなります。
月々の支払と精神的な余裕が変動金利の選択には必要かなと思いました。
逆に借り入れ金額が少ない、返済期間が短い人には魅力的ですね。
利子の支払いも少なくて済む、住宅ローン減税の恩恵も受けることができます。
諸費用も丁寧な説明あり
住宅ローンを組む際は金利だけでなく、その他の費用が多くあります。
いわゆる諸費用というやつです。
いったい何の費用なのかというのも本書に記載があります。
貯金が400万円あるから、4000万円の物件を、頭金400万円入れられる。ローンは3600万円だ。
少し前まで私はこのように思っていました。
実際は4000万円の物件に対して諸費用が300~400万円程度かかるから頭金はゼロ。これが現実でした。
減税、補助金
あなたが狙っている物件が補助金の対象かは気になりますね。
ただ、どんな補助金があるのかは漠然としていませんか?
本書は補助金についても教えてくれます。
自分が狙う物件は何の補助金の対象なのか、補助金の終了はいつまでなのか、
自分で調べるきっかけになります。
この一冊をよみ終えたとき、住宅ローンの概要がはっきりとつかめます。
知らないで契約すると大きな後悔をするかもしれません。
一読をおすすめします。