伊藤詩織 ブラックボックスを読んで

Xになぜかこの本が流れてきた。なぜ今になって?そもそも書籍になっていたことを初めて知った。

気になって購入し読んでみたが、政府、警察、マスコミは糞で、今も糞であることに絶望した。

女性は当然のこと、父親にも読んでほしい一冊だ。

目次

TBSワシントン支局長はレイプ魔

伊藤詩織さんは当時海外での働き口を求めて、以前知り合った山口敬之に就職の相談をしていた。

ビザの件で会って話をしたいというので食事をし、レイプドラックを盛られて犯された。

ドラックを盛られたことは証拠が残ってなく、裁判でも認められることはなかった。

ドラックで酩酊状態の彼女をホテルに連れ込み、なんと中田氏している鬼畜。

パソコンも起動しており、はめ撮りの可能性もあった。

朝5時頃意識を取り戻した彼女は急いでホテルを去る。

山口はパンツくらいお土産に置いていってよと言ったそうな。キモすぎる。

時間が経つとレイプの証明は難しくなる

レイプドラックという言葉がでる。

裁判ではドラックを使われたことに対しては認められていない。

ドラックが体内から検出されるにはすぐに毛髪、尿を採取する必要があったそうだが、そんな知識は彼女にはなく、

時間が経ってしまっていた。

行くべきは普通の産婦人科ではなく、救急外来で即検査をしてもらうべきだったのだ。

そんなこと知るわけもないし、その情報にたどり着くまでにも時間が経ってしまっていた。

警察は糞で動かない

警察署では、まさかのよくあることと言われ、なかなか動かないし、何度も違う担当者に同じ話をさせられる。

つまり、言いにくいことを何度も言わなくてはならない。男の警察に対しても。

そして、証拠を求められる。被害者が被害にあったことの証明をしないといけないと。

著者も言っていたが、警察署に駆け込むのではなく、その場で110番通報すべきだったと。

権力者の忖度と不条理

逮捕状がでて、山口の帰国時に空港で逮捕の段取りとなったが、当日になって刑事部長判断で

見送りとなった。通常、このようなことはありえない。

当時の刑事部長は中村格。後に警察庁長官。安部が銃撃死後、日本生命顧問へ天下りの屑。

元総理の菅、当時は官房長官の官房長官秘書官をしていて、懇意だった。

山口はジャーナリスト風情として安部の伝書鳩のようなことをしており、

山口が安部に泣きつく → 菅に命令 → 菅が中村に逮捕取りやめ指示

こんなことが想像できる。もちろん証拠はない。でもそれ以外に逮捕状が直前で執行されないなんてありえない。

そして中村は警察庁長官へ。

伊藤さんは中村格へ直接取材へ赴いた。中村が通勤する際に話を聞いたが、走って逃げられたのだ。

後ろめたいことがあるから逃げるのだ。そんな屑が大金を持って暮らしている。

この本が伝えたかった事

伊藤詩織さんが本書で伝えたかったことは、この国は性被害に対して整備が遅れているということだ。

先に挙げた警察についてもそうだが、どこに連絡すればいいかがわからない。被害者がさらにつらい思いをしてしまう。

大切な人が同じ悲しみを味わわなくて済むように顔を出して声を上げたのだ。勇気がいることだと思います。

裁判の結果、刑事では不起訴、民事ではレイプが認められ300万円強の慰謝料が認められた。

ただ、山口もレイプしたくせに逆に名誉棄損で1億超えのスラップ慰謝料請求裁判を起こしており、

50万強が認められている。

刑事裁判が不起訴が理解不能だし、レイプ魔の請求を認めることも理解できない。

司法は何も解決できない。

私の妻、娘がレイプ被害にあった場合、私は警察を頼りません。

この手で殺すことに決めました。

殺人の門を超えることがないように家族を守っていきたい。

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この記事を書いた人

HSP、多汗症に悩まされる。仕事をがんばるも適応障害となり休職。現在も復職した会社で就業中。復職は果たすが元通りの体調とはいかず、人間関係がストレスの種。親知らずの抜歯で入院とトラブルが絶えない30代。なにもかも面倒、髪を切るのも面倒でセルフカットに目覚める。
社会の理不尽、人間不信をこじらせる。ネットの情報もあてにならない為、自分の経験したことをこのブログで記していきます。誰かに届け。

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