書店で手に取ってパラパラと読んでみて購入。お金の話ですが、自分を見つめ直すきっかけになる一冊です。
目的のない貯金が余裕を生む
仕事をして、ストレスを発散するためにお金を使う。これだと、いつまでたっても
負のサイクルから抜け出すことはできません。
本書では買い物をすすめていません。
買った分だけお金が出ていくと批判の目を向けています。
貯金は余裕を作ります。
貯金があれば病気になっても病院にかかれる
貯金があれば仕事を辞めざる得なくなってもしばらく安心
お金の使い方を見直しましょう。
お金の使い方を考えることは自分の価値観を見つめなおす良いきっかけになります。
私は人生の目的は思い出作りという主題に感銘を受け、経験にはお金を使うことにしています。
また、疲れない靴にはお金を使うようにしています。
気持ちの上がるものにはお金を使いたいですね。
退場しないこと 複利の恩恵
貯めたお金、収入の少しは投資にまわすことを勧めています。
預金口座にお金を預けても金利はほぼゼロですが、
仮に投資信託等で年利数パーセントでも運用できた場合、
複利の効果で長期的に多くのリターンを得ることができます。
ただし、生活を切り崩してまで無理に投資をすると続けることができません。
複利の恩恵を得るためには長期でつづけること、退場しないことが最重要です。
投資にしても仕事にしても続けられる余裕が大切ですね。
人は間違える 思い通りにならない前提で計画を立てる
計画を立てることは大事ですが、計画通りにいかないものとして計画をたてると右往左往しないで済みます。
言うは易し行うは難しですね。。
計画に余白があるといいということです。
最初の目的のない貯金に通じる考えですね。
失敗してもリカバリーできる余力、余裕資金、余裕が大事ですね。
テールイベント ほとんど失敗しても一つの成功が全ての失敗をカバーしてお釣りをくれる
挑戦の多くは失敗します。個人でも企業でも。
ただ、失敗しても立ち上がる余力、気力があれば次へ挑戦することができます。
バフェットも投資の多くは失敗していますが、成功案件が全ての損失を補填して余りある利益をもたらしたと本書は述べています。
アマゾンもアマゾンウェブサービスが収益の多くを占めていると。
たった一回の成功が全ての失敗を帳消しにしてくれる可能性があるのです。
挑戦をやめなければチャンスはあるということですね。
そのためには余力と健康が必要ですね。
いかがでしたでしょうか。
この本は示唆に富んだ良書です。
一読をお勧めします！
